
▽昨年6月にスタートした「だれでも棒高教室」は、日本記録保持者澤野大地選手を筆頭に多くの棒高跳選手を育て、退職された後も育成に心血を注ぐ「岩井浩」先生が主宰する教室です。以前講師として勤務した船穂中のテニスコートを棒高跳の練習場所(inzai vaulting sports park 通称:アイパーク)として整備し、毎週日曜日に教室を開いています。棒高跳は欧米のように早いうちから経験させたいという思いから、対象を中高校生に限定せずに募集し、小学生も数多く参加しています。年齢や経験に応じて練習方法を工夫し、「楽しみながら棒高跳に親しむ」をモットーに指導に当たっています。活動の様子を動画で紹介(ipva2012.info/park/)しており、市外からも小中学生が参加するようになりました。今日は月1回行われる「練習記録会」の日。入会間もない子どもは「チビッコピット」で50cmの高さから開始。自己記録を更新して大喜びする子どもたち、そしてバーをクリアするたびに拍手を送る保護者の皆さん。保護者も積極的に練習の補助や記録会の運営に関わるなどフットワークも軽く、ホットファミリー的な雰囲気を感じました。後半は本物のピットを使用して小中学生の記録会が行われ、小学生男子は2m65、女子は2m20が優勝記録。中学生と伍して戦えるような立派な記録をマークしました。男子で優勝した選手は「小学生のうちに3mを跳びたい」と話していました。上位に入賞した選手たちには賞品(メダル、帽子、人参等)も用意され、笑顔で受け取っていました。先月22日には、順天堂大学陸上部顧問の越川一紀先生を講師としてお迎えし、陸上の基本を指導していただきました。コロナ禍の中、苦労は絶えませんが、教室は軌道に乗りつつあり、岩井先生の奮闘はこれからも続きます。